『薬草たい肥ドライ』還元力の強い薬草(生薬)で酸化した土壌を還元させる。
【特長】
1)薬草たい肥とは、漢方薬製造の製薬会社が薬草から『生薬』漢方薬を抽出した後の絞り粕で、薬草100%の有機物です。
2)薬草たい肥の中には百種類以上の薬草類が含まれています。薬草の部位としては葉・茎・根・実など植物体すべてが含まれています。
3)薬草からの『生薬』の抽出方法は、温湯による方法とアルコールによる抽出方です。したがって薬草残渣には懸念される化学物質は一切使用されません。
4)薬草絞り粕の発酵方法は一次発酵(好気性菌による高温発酵)?二次発酵(嫌気性菌による低温発酵)の過程を得ておりますので雑菌等や雑草の種などは抑制されています。
5)漢方薬は生活の中で人が酸化することで病気なった時に服用する薬で『還元力』の強い有機物です。農業の現場でも化学肥料や酸化発酵させた畜産たい肥を使用することで土壌が酸化しており、土壌の酸化が『連作障害』です。
有機物の中でも土壌改良となる還元力のある良い資材が沢山ありますが高価であったり成果が出るまで年月がかかるなどの難点があります。この薬草たい肥は安価で効果が即効的で土壌を還元させるエネルギーを高めることができる資材です。
6)発酵温度は一次発酵で80℃前後が20日ほど経過し、あと徐々に温度が下がり二次発酵に移行します。
二次発酵では43℃以下の発酵温度で6ヶ月以上の時間を掛けて薬草たい肥ドライが完成します。一次発酵の時間が20日程度と短いためミネラル成分が消耗せずに多く残っているため施用すれば香り色艶など農産物の品質を高める働きがあります。
7)漢方たい肥ドライの主体が薬草なのでC/N率14.0と低いため土壌混入後も速やかに分解が進むため窒素飢餓もなく短時間で土壌改良が進みます。
8)(株)大国酵素の試験農場(大国ファーム)での検証実験では、薬草たい肥は様々な粗大有機物に比べ腐植の蓄積が早いことが実証されています。
薬草たい肥ドライを施用すると6ヵ月足らずで腐植に変わるので土壌の電位が上がり地力を向上させます。
9)窒素・リン酸・加里の主要栄養素の含有成分が少なく、微量要素が多いので多施用しても作物の生育障害を起こしません。
10)薬草たい肥ドライは多くの生産者がこれまでに施用した事のない有機物の一つです。土壌中の様々な種の有効微生物群を繁殖させるためには、様々な微生物の餌となる有機物を施さないと微生物相は豊かになりません。これまでに施したことのない薬草たい肥ドライを施すと土着菌の活性に有利に働きこれまでに生存していなかった有効微生物群の繁殖が図れます。